子どもに対して過干渉な親、子どもを溺愛しすぎる親というのも要注意です。
子どもに対して過干渉な親
まずは、過干渉な親の問題点から見ていきましょう。
子供の行動に対して、いつも目を光らせ、「あれはダメ!」「これはダメ!」「あれをしなさい!これもしなさい!」などと指示ばかりしている親がいます。こういう親に育てられた子どもは、自ら考えたり、判断したりすることをやめてしまいます。
自分で考えたり、判断ができない子どもは、いつまでたっても自立することができず(最近は「自律」ともいわれます)、親や他人から指示をされない限り、自分では何もしない子供になってしまいます。
いわゆる「指示待ち人間」です。
人は、自分の意志で決定したことに対しては責任を持つため、失敗してもその問題点を考えることができます。そのため、よりよい方法でやり直し、試行錯誤を重ねることで成長するのです。
一方で人からの指示でしか行動しない子どもは、失敗をした場合も自分の責任とは思えません。責任を他人へとなすりつけ、自分で反省することがなくなってしまいます。やり直しも、試行錯誤する機会もなく、ひたすら親や他人の責任にし続け、親が悪い、学校が悪い、友達が悪い…という自己中心的な思考になってしまいます。
何をするにも他人の顔を伺うような子供、そしてその親は、受験ではまったく歓迎されません。
子どもを溺愛する親
親に溺愛され、甘やかされて育った子供も要注意です。親から常に甘やかされて育った子供は、自分のわがままが通ることに慣れてしまいます。結果、ほかのお友達に対してもわがままが出てしまい、子供同士のトラブルが起きやすくなります。
対して親の前では良い子にしていることが多く、一方で友達とはうまくいかなかったり、他の子をいじめてしまったりという問題行動も出てきます。
このような子供と親は言うまでもなく、考査の時に厳しい目で見られてしまいます。
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